競馬場のコースから導き出す「負けない競馬」

毎年のように変化するコース傾向をいますぐ馬券に生かす!全コースの傾向や馬場分析から、競馬に勝つためのコース理論を紹介します。直線の長さ、コーナーの角度、急坂の有無、1コーナーまでの距離、コースの特徴を知ることで得られる、負けない競馬のノウハウを惜しむことなく披露します。

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阪神競馬場のコースの特徴を知って、競馬予想に活かそう!

      2016/05/23

阪神競馬場のコースは2005年に改修され、外回りが新設されたことで距離のバリエーションの多いコースとなりました。

阪神競馬場のコース特徴

阪神競馬場は右回りとなっており、芝コースが内回りだと1周1689メートルで直線は356.5メートル、外回りだと1周2089メートルで直線は473.6メートルとなっています。

ダートコースは1周1517.6メートル、直線距離は352.7メートルで、どちらのコースにもゴール前に急坂があり、最後の直線まで気が抜けない状況となっています。

タフでごまかしの効かない芝外回りコース

芝コースは外回りはゴール前600メートルから、内回りは800メートルから、それぞれ200メートル付近まで下り坂となっています。

レースはこの付近から動き始め、後方から前の馬を一気に追い始めようとし、この部分で加速をつけます。外回りは下り坂が急な分、加速がつきやすいため、後ろに位置していた馬が強烈な脚を見せ、急坂など関係なく、前の馬をごぼう抜きしていきます。

急坂の影響もあり、レースはスローペースになることが多く、特に外回りでは前で走っていた馬はなかなか勝ちづらい傾向が出ています。また、コースが極めてタフなため、特に外では馬のスタミナやスピードが問われ、本格的な馬でなければ勝つことのできない、いわばごまかしの利かないところになっています。

先行して逃げ切る芝内回りコース

一方、芝の内回りは先行逃げ切りのケースが多く、長い直線で仕掛ける芝の外でのレースとは違い、コーナーで仕掛ける騎手などが多くいます。内ラチにぴったりつく馬、内枠の馬で、かつ先行する馬はよく走る傾向にあります。

2つの異なるコースによる効果としては芝の生育が保たれるというものがあります。開催を重ねていくうちに芝はどんどん削られ、パワーのある馬が活躍したり、阪神競馬場でよく活躍する馬ばかり来るといった状態となっていましたが、分散されたことで芝の生育が保たれ、桜花賞など開催の後半になっても十分な環境で競馬が行えるようになっています。

スタミナが問われるダートコース

ダートコースに関しては日本の中央競馬で唯一の2000メートルのレースができるようになっています。スタミナがかなり問われ、この距離で活躍する馬は仮に人気を落としても来る場合があります。それほど相性がとても重要になる距離です。また、芝スタートとなる距離が他に1400メートルのレースで行われるため、芝スタートで後手を踏む馬などには要注意です。

以前は器用な馬しか勝つことができないと言われていましたが、改修工事でどのような馬でもチャンスがあれば好走できるフェアな競馬場となりました。